財務省は、新しい日本銀行券および五百円硬貨を発行すると発表しました。

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新一万円札の肖像が、渋沢栄一。
新五千円札の肖像が、津田梅子。
新千円札の肖像が、北里柴三郎。

同じように過ぎていく日常。
しかし、先日の新元号発表とともに、新札の発行というニュースを聞いて、確実に世の中が移り変わっており、自分も歳をとっているんだなと実感します。

僕が生まれた年の一万円札は、聖徳太子ですよ。
五千円札も聖徳太子。かぶってるっていう。
当時の大卒初任給が1万5千円位。
聖徳太子2枚で終わり。

千円札が伊藤博文。


さてさて、新一万円札に肖像が印刷されることになった渋沢栄一翁。あちこちで報道されているように、500以上の会社の設立に関わり、また社会貢献活動にも熱心で、一橋大学や学校法人国士舘、日本女子大学などの設立にも関わっています。

渋沢栄一と言えば、その著書「論語と算盤」が有名です。
道徳経済合一説とも言われるように、道徳・倫理と利益の両立を掲げ、経済を発展させ、利益を独占するのではなく、国全体を豊かにする為に、富は全体で共有するものとして社会に還元することを説きました。

“富をなす根源は何かと言えば、仁義道徳。正しい道理の富でなければ、その富は完全に永続することができぬ。”(論語と算盤より)

僕は理事長所信でこれが言いたかった、というこの人がこのタイミングで新紙幣に描かれることが決まるなんてまさに何か運命的なものを感じます。


さらにさらに、先日ブログに取り上げた埼玉ブロック協議会主催のトレーニングキャンプ。

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このトレーニングキャンプの1日目の内容、まさに、
渋沢栄一記念館、渋沢栄一資料館、渋沢栄一生地を見学します。
さらに、「論語と算盤」の現代語訳を担当した守屋淳氏を講師に招き、渋沢栄一翁の思想を学びます。

なんということでしょう。

理事長所信、田辺会長の会長所信、そして新紙幣発行、渋沢栄一氏、全ての点と点がひとつに繋がったわけです。

是非みなさん、積極的にトレーニングキャンプへ参加しましょう。
そして、長久保委員長率いる会員研修委員会の例会にもご注目ください。